怖い病気といえば癌が思い浮かぶが糖尿も恐ろしい

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怖い病気

 

健康診断で「ガンの可能性があります」といわれたら、誰もがびくびくしてすぐに精密検査を受けるために病院に駆け込むでしょう。
その結果がもし「良性」の腫瘍であったとしても、ほっとしつつも何らかの治療を受けるはずです。
ところが、健診などで「血糖値が高いですね。糖尿病の疑いがあります」といわれた場合はどうでしょう。「まぁいいか」とそのままにしておく人が結構多いのです。

 

糖尿病が強く疑われる人の治療状況について「ほとんど治療を受けたことがない」と回答した人は約4割にものぼります。
せっかく早い段階で病気が見つかったのにもかかわらず治療もせずに放置してしまっているのです。
これは、とてももったいない話です。
なぜなら、がんが早い段階で見つかったら、「早期でよかった」と思うのではないでしょうか。
そして間違いなくすぐに治療を受けるはずです。

 

なぜ、こんなにも対応が違うのか。
おそらく、がんは命にかかわる病気だけれど糖尿病なら、多少放っておいても大丈夫という誤解があるからでしょう。これは大変な誤解です。
「血糖値が多少高いくらい」「軽い糖尿病くらい」と軽視する人は多いのですが、糖尿病はがんと同じように、あるいはがん以上に怖い、死に至る病気です。

 

そこで、糖尿病という病気がいかに怖い病気であるかということを説明します。
少し、恐怖を感じてしまうかもしれませんが、本当のことを知っておくことは、病気の予防、治療の第一歩でとても大切なことです。

 

 

糖尿病とはいったいどのような病気なのか

糖尿病は「インスリンの働きが足りない病」です。
正体はわかりにくい病気ですし、お医者さんに「糖尿病ですね」と言われても別にに痛いところもなければ、苦しくもありません。
それで、つい軽くみてしまって、ほうっておく人も多いようです。
でも糖尿病は、本当に怖い病気なのです。

 

 

オシッコも、血も甘くなる病気です。

糖尿病というのは、ようするに、どういう病気なのかわかりにくくて名前からすると、オシッコの病気だと思われてしまいそうですが、ちがいます。
「糖」という砂糖「とう」と同じですし、「尿」はオシッコのことですので糖尿病という名前は、オシッコが甘くなる病気という意味になります。
なので、そう思ってしまってもしかたがないですし、実際オシッコが甘くなります。
大事なことはそこではありません。
一番大事なのは血が甘くなることなんです。

 

 

ひどくなると死にます

オシッコが甘くなる、それならどうということはない気がします。
糖尿病だと言われても、「ほうっておいてもいいか」と思う人もいるかもしれません。
でも、血が甘くなってしまうと聞いたらどうでしょうか。
オシッコなら外に出せばおしまいですが、血は体じゅうに流れていて、その血が甘いんですから、考えただけで気味が悪くなりませんか。
なんだか大変なことだという気がしてくるでしょう。とても大変なことなのです。
血が甘くなると、体中に大変なことは起こってきます。
怖いのは、体中の血の流れが悪くなってしまうことです。
甘い砂糖水がネバネバするのを同じで、甘い血もネバネバしているので血が流れにくくなるのです。

 

それだけではなく、ひどくなると、血管の一部がふさがって血が止まることもあります。
甘い血は血管を傷つけるので、血管ふさがり、血が止まりやすくなります。
血が止まると、大事なところも止まります。
心臓、脳の動きも止まってしまうんです。そうなると人間は死に至ってしまいます。
血が甘いと、病気のもとになる細菌やウイルスが増えやすいので病気にかかりやすくなります。
ガン細胞も甘い血が大好きなので、ガンにもなりやすくなります。
血が甘くなり、そのうち心臓や脳の働きが止まったりガンになったりして、死ぬ病気です。
糖尿病は、オシッコの病気ではなく、そういう恐ろしい病気です。

 

 

血が甘くなるのはインスリンの働きが足りないから

ではなぜ、血が甘くなってしまったのでしょうか。 糖尿病の原因は何でしょうか。
それは、体の大事なものの働きが足りないからです。
この大事なものの名前を、インスリンといいます。
おなかの中にすい臓があり、そこでインスリンというホルモンが作られています。
ホルモンというのは、体を動かすために人間が自分の体で作っている物質です。
その一つがインスリンというわけです。
インスリンは血が甘くなるのを防ぐ役目をします。
そもそも、血には甘くなるもと、「糖」が入っている仕組みになっています。
なぜなら、「糖」は多すぎると、そのうち大変な病気になるので、これをほどほどの量におさえる仕組みも必要です。
それをやっているのはインスリンです。
血のなかの「糖」の量が多ければ多いほど、たくさんのインスリンが働いて血のなかの「糖」の量を、ほどほどにしなければなりません。
「糖」が血のなかに多いと、それだけ多くのインスリンの働きが足りないです。
血のなかにたくさん「糖」が入ってくるのに、インスリンの働きが足りないと血のなかの「糖」はどんどん増えていきます。
こうして、血が甘くなってしまうというわけです。

 

つまり、病気の原因から言えば、糖尿病には本当に名前がいいです。
「インスリンが足りない病」言いにくいですから名前としてはふさわしくないでしょうが、この病気の正体はこのようになります。