インスリン少ししか作れなくなるのは糖尿の原因となる

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インスリンが少ししか作れない

 

インスリンの働き足りなくなるのかというと、理由が2つあります。
1つは、インスリンの効きめが弱くなることです。
もう1つは、インスリンを少ししか作れなくなることです。

 

わかりやすく言ってみれば、糖尿病は「インスリンの効きめが弱くなる病」と「インスリン少ししか作れない病」が合わさったような病気です。
もちろん、こんな変な言い方の病名は、本当はありません。
日本人の場合、インスリンを少ししか作れないことが糖尿病のおもな原因です。
そして、こちらのほうがずっとやっかいです。
なぜなら、インスリンの効きめが弱いことはわりと簡単に治せるのですが、少ししか作れないことは、なかなか治せないからです。「インスリン少ししか作れない病」こそが、糖尿病をなかなか治らないやっかいな病気にしています。

 

病気になる人とならない人に違いは、太ることです。
ご飯やパンなどは、皆さん食べています。
それなのに、なぜ、糖尿病になる人とならない人がいるのでしょうか。
その一番の大きな理由は、太ることです。
毎日、たくさん食べていると、食べ物から体に入ってくる栄養を使いくれなくなります。
使いきれずにあまった栄養のうち、体を動かすエネルギーになるものは、体にたくわえます。
そうやって太っていってしまいます。

 

これが糖尿病のもとになります。
じつは、太るとインスリンの効きめが弱くなります。
効きめが弱くなると、すい臓はそれまでよりもたくさんインスリンを出さなければいけません。
効き目が弱くなったぶんだけ、余分なインスリンを出さないとでんぷんなどを食べたあとにたくさんの「糖」が血のなかに入ってきても、それを減らせないからです。

 

では、たくさんのインスリンを出して、なんとか血が甘くなるのを防いだとしてもそれで終わりではありません。じつは、インスリンは「糖」をたくわえさせる働きもしています。
インスリンが働いて、「糖」は脂肪に変えられて体のなかにためられます。
よぶんな「糖」が多ければ多いほど体の脂肪は増えますがインスリンが多ければ多いほど、やっぱり脂肪は増えやすいのです。
つまり、インスリンが多いと、太りやすい体になってしまいます。

 

インスリンがたくさん出て太ってしまう。
するとインスリンの効きめが弱くなる。
もっともっとインスリンがたくさん必要になる。
もっと太る。
するとさらにインスリンが効きにくくなる…。
この繰り返しが起こってしまい、体がどんどん太っていくのです。
すると、すい臓は、ますますたくさんのインスリンを作らなくてはならなくなってしまいます。
もちろん、こんなことはいつまでも続きません。
すい臓のインスリンを作る力にも限界があります。
そのうちすい臓が疲れてしまい、インスリンを少ししか作れなくなります。
つまり、糖尿病になってしまうのは必要以上にたくさんの食べ物をとる生活を続けていたからです。